ダ・イ・エ・ッ・ト
翌日、普段通りに学校へ行く。




とても早いから学校には人が少なくて、静かだ。



私が早く来る理由……それは…。



ガラッ。



教室のドアを開ける。


この教室は、私のクラスの教室ではない。



ここは隆ちゃんのクラス。



「相変わらず早いね~。」



一人、机に座りながら笑顔で迎えてくれる隆ちゃんがいた。



私は毎朝隆ちゃんに会いに早く来る。



それが恒例になった。


もちろん、美咲は知らないと思う。



「隆ちゃんこそ早いね~。一体何時に起きてるの~?」



「秘密♪それは言えないなぁ~♪」



「隆ちゃんのいじわる~!」



「意地悪でけっこうだ♪」



たわいのない話しだけで幸せな気分になる。





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