ダ・イ・エ・ッ・ト
朝、いつもと同じ騒がしい教室。



その時、教室の扉が勢いよく開いた。



騒がしかった教室が一変する。



入ってきた人物は美咲の前に立つとニコッと笑う。



「おはよう!美咲」



美咲はその人物を唖然とした表情で見上げた。



「…………………か…佳奈………?」



佳奈は変わっていた。


美しく、綺麗に。
まるでどこかの売れてる芸能人なみに、キラキラしていた。



佳奈はしなやかに席に座る。



その間もクラスの視線は佳奈に集中していた。



ふふっ。いいきみ……。





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