ダ・イ・エ・ッ・ト
最初はびっくりした。


こんなにも変わるなんて。



でも、もういいの。
おかげでこんなに綺麗になれたんだから………!!



皆は佳奈におっかなびっくりで近寄る。



「本当に………木下?」



一人の男子が話しかけてきた。



「そうだよ?あたりまえじゃん~!」



ニコッと笑顔で答えると、男子が徐々に近寄ってきた。



昨日はあんなに冷たかったのに、この変わりようは佳奈にとって爆笑ものだった。



皆が皆口々に言う。



“綺麗になったね。”


人間がいかに馬鹿な生き物か良くわかる瞬間だ。



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