ダ・イ・エ・ッ・ト
美咲はガタガタと震えている。



「あら。何~?どうしたの~?」



勢いよくドアが開き、保健の先生が入ってきた。



友達が事情を簡単に説明する。



「あらら。大変ね~。とりあえず寝ときなさい」



「だって美咲。寝てたら治るって」



「………うっ…うん……」



「ほんと美咲はおてんばなんだからぁ~」



「まっまだ行かないで!ずっとここにいてっ!」



「美咲~…。それはちょっと無料だよ。チャイム鳴っちゃったし…」



「おっ……お願いっ…!!なんでもするからっ!!」




< 44 / 52 >

この作品をシェア

pagetop