ダ・イ・エ・ッ・ト
「大丈夫よ。どこにも行かないわ。」



優しく笑う先生に美咲は落ち着きを少し取り戻した。



「わっ……私っ…最近、っつけられているんですっ……!!」


美咲は震えながら叫ぶように話だす。



「なんで?!誰に!?」



「かっ……佳奈の顔をした化け物にっ……だからっ私っ……」


「佳奈って貴方とよく一緒にいる佳奈ちゃん?」



「そっ…そうですっ…!!!たっ助けて下さいっ………!!」


なんだ、この子冗談言ってるのかしら。
心配してそんしたわ…。



先生は心の中でそう判断する。


「わかった。わかった。とりあえず寝てなさい。」



無理やりベッドに寝かされた美咲は震えながらも眠りについた。



まったく、最近の子は~。
大人をからかうのがうまくなって…。
失礼しちゃうわ。



先生はイスから立ちあがり、そっと静かに、







保健室を出ていった。






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