ダ・イ・エ・ッ・ト
「みざぎよりもぎれい……なのりなんれ……?だがぢゃんはみざぎをえらぶの……?みざぎがなんがいっでるんれしょ…?!ねぇぇぇぇ」



がっと顔を捕まれ、佳奈の顔のすぐ手前まできた。



ううん。これは佳奈じゃない。


髪は白髪で歩くたびに髪がおち、
体は腐ったようにぶよぶよで、異臭がだだよっている。



とても人間とは呼べない。



化け物だ。



「いや…ぁっっ!!!離してっ……!!!」



どんっと佳奈を突飛ばして、美咲は走って保健室をでた。



佳奈を突飛ばした瞬間、佳奈の手が、ぐにゃっと曲がった気がした……



捕まったら、



殺されるんだっ……!!!
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