臆病者達のボクシング奮闘記(第二話)
健太が亜樹に言った。
「麗奈……あ、いや門田が球技大会に康平を誘っているところなんだよ。勿論種目はバスケだぜ!」
「綾香から聞いてるけど、門田さんケーキバイキングが懸かってるんでしょ? ところで康平はバスケ上手いの?」
康平は恥ずかしそうに答える。
「いや苦手だよ」
「その表現は控え目だよ康平!」
麗奈は笑いながら話を続けた。
「康平とは中学でクラスが一緒だったんだけど、そん時も球技大会はバスケで出たんだよね! 康平がパスを出せば半分は相手に渡すし、シュートを打てばボードを越えて場外ホームランだしね?」
健太も話に加わる。
「俺は相手チームだったけどよく憶えてるぜ! 康平にボールが渡った時は期待してたよ。……次は何をやらかしてくれるんだろうってな」
「お前らは、ろくでもない事をよく憶えてるよ全く。……もし亜樹がバスケに出るんなら、俺は出なくていいだろ? 他の種目で適当にやってっからさ」
康平は苦笑しながら言った。
「麗奈……あ、いや門田が球技大会に康平を誘っているところなんだよ。勿論種目はバスケだぜ!」
「綾香から聞いてるけど、門田さんケーキバイキングが懸かってるんでしょ? ところで康平はバスケ上手いの?」
康平は恥ずかしそうに答える。
「いや苦手だよ」
「その表現は控え目だよ康平!」
麗奈は笑いながら話を続けた。
「康平とは中学でクラスが一緒だったんだけど、そん時も球技大会はバスケで出たんだよね! 康平がパスを出せば半分は相手に渡すし、シュートを打てばボードを越えて場外ホームランだしね?」
健太も話に加わる。
「俺は相手チームだったけどよく憶えてるぜ! 康平にボールが渡った時は期待してたよ。……次は何をやらかしてくれるんだろうってな」
「お前らは、ろくでもない事をよく憶えてるよ全く。……もし亜樹がバスケに出るんなら、俺は出なくていいだろ? 他の種目で適当にやってっからさ」
康平は苦笑しながら言った。