臆病者達のボクシング奮闘記(第二話)
麗奈と康平のやり取りを聞いた他のメンバーは、土日の練習に出たいと言い出した。
土曜日の練習だけ出る予定だった男女二人も、土日に参加すると言い直す。
「そう、みんな悪いわねぇ。ホント強制じゃないんだから。康平は部活サボッたら梅ッチに殺されそうだしね。まぁ仕方無いか。ところでさぁ……」
麗奈は殆どのメンバーが自主的(?)に練習する事へ気を良くしたのか、バスケと関係無い話を始めていた。
放課後、亜樹に誘われていた康平は市民体育館にいた。
亜樹は十分程遅れて体育館に着く。走ってきたようで息が弾んでいた。
「ゴメンね、待たせちゃって! 練習着を取りに一度家に帰ったんだ」
「学校に持ってくりゃいいんじゃねえの?」
「イヤよ! バッシュとかカサ張るし学校では目立ちたくないからね。……チョット待ってて!」
亜樹は急いで更衣室に入っていった。
土曜日の練習だけ出る予定だった男女二人も、土日に参加すると言い直す。
「そう、みんな悪いわねぇ。ホント強制じゃないんだから。康平は部活サボッたら梅ッチに殺されそうだしね。まぁ仕方無いか。ところでさぁ……」
麗奈は殆どのメンバーが自主的(?)に練習する事へ気を良くしたのか、バスケと関係無い話を始めていた。
放課後、亜樹に誘われていた康平は市民体育館にいた。
亜樹は十分程遅れて体育館に着く。走ってきたようで息が弾んでいた。
「ゴメンね、待たせちゃって! 練習着を取りに一度家に帰ったんだ」
「学校に持ってくりゃいいんじゃねえの?」
「イヤよ! バッシュとかカサ張るし学校では目立ちたくないからね。……チョット待ってて!」
亜樹は急いで更衣室に入っていった。