臆病者達のボクシング奮闘記(第二話)
「康平は来週の水曜日も部活休みなんでしょ? ……また練習出来るかな?」

「頼むよ! でもバスケって、ちゃんと教えて貰うと楽しいもんだな」

「まぁね。……それと、この練習はみんなに内緒だよ! 理由は今度話すからさ。じゃあね」


 少し口許がほころんだ亜樹は、時計をチラッと見ながら早足で歩いていった。

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