臆病者達のボクシング奮闘記(第二話)
「ボディーを打てればそれに越した事はないんだが……。ピンチの時はお前らもパニクっているからなぁ。……ブロックの上でもいいから、とにかく打って逃げるんだよ!」
「ブロックの上……でもいいんですか?」
白鳥が戸惑いながら訊いた。
「逆に質問するが、お前らブロックする時はどんな感じになる? 特に下半身だがな」
飯島に問い掛けられた二人は、顔を見合せながらブロッキングのポーズをした。
「……踏ん張るような感じですか?」
自信無さげに白鳥が質問調で答える。
「正解だ! パンチをブロックする時は踏ん張る場合が多い。すると相手は、一瞬だがお前達を追っかける事が出来なくなる。その隙に一目散に逃げるんだよ」
「もし間違ってボディーに当たった時はどうするんですか?」
康平の質問に飯島は吹き出してしまった。
質問した本人も失敗したような顔をしている。
「ブロックの上……でもいいんですか?」
白鳥が戸惑いながら訊いた。
「逆に質問するが、お前らブロックする時はどんな感じになる? 特に下半身だがな」
飯島に問い掛けられた二人は、顔を見合せながらブロッキングのポーズをした。
「……踏ん張るような感じですか?」
自信無さげに白鳥が質問調で答える。
「正解だ! パンチをブロックする時は踏ん張る場合が多い。すると相手は、一瞬だがお前達を追っかける事が出来なくなる。その隙に一目散に逃げるんだよ」
「もし間違ってボディーに当たった時はどうするんですか?」
康平の質問に飯島は吹き出してしまった。
質問した本人も失敗したような顔をしている。