臆病者達のボクシング奮闘記(第二話)
「えっ、俺?」
「ゴメン、ちょっと言い過ぎたかな。……でも中学の時みたいに珍プレーを連発してたらマズイでしょ!」
麗奈は少し後悔したような顔になった。
「麗奈は、康平がヒンシュクを買わないようにって心配してたのよね。だから私が、練習してた事を麗奈だけに教えたのよ」
「フォローアリガトね! でも全員が半分ずつ出ようって言い出したのは、亜樹と長瀬だったのよ。……全員が主役になれるようにってさぁ」
「みんな、ケーキバイキングが懸かってんのに賛成したんだ」
康平は意外そうな顔をした。
「不思議でしょ! みんなに『それでいいの?』って訊いたら、練習が楽しかったからって変に満足しちゃって、ケーキバイキングはどうでもよくなったみたいなんだ」
「まぁ亜樹のお陰で、俺なりに週一回だけど練習したんだしさぁ。……少し足を引っ張るかも知んないけど、頑張るからよ」
「ゴメン、ちょっと言い過ぎたかな。……でも中学の時みたいに珍プレーを連発してたらマズイでしょ!」
麗奈は少し後悔したような顔になった。
「麗奈は、康平がヒンシュクを買わないようにって心配してたのよね。だから私が、練習してた事を麗奈だけに教えたのよ」
「フォローアリガトね! でも全員が半分ずつ出ようって言い出したのは、亜樹と長瀬だったのよ。……全員が主役になれるようにってさぁ」
「みんな、ケーキバイキングが懸かってんのに賛成したんだ」
康平は意外そうな顔をした。
「不思議でしょ! みんなに『それでいいの?』って訊いたら、練習が楽しかったからって変に満足しちゃって、ケーキバイキングはどうでもよくなったみたいなんだ」
「まぁ亜樹のお陰で、俺なりに週一回だけど練習したんだしさぁ。……少し足を引っ張るかも知んないけど、頑張るからよ」