臆病者達のボクシング奮闘記(第二話)
水筒の飲み口を、水と漂白剤の入ったボールに入れて康平は走りに行った。
帰った後、ボールに入っている飲み口を見ると、カビは綺麗にとれていた。
早速麦茶のパックを水筒に入れようとしたが、入りきらない。
仕方なく冷蔵庫の中にある容器に入っている麦茶を水筒に移し替える。
トクトク、トクトク。
麦茶の入っている容器は口が小さい為、意外に大きな音がした。
その時、新聞を片手にトイレに行こうとしている父親に見付かってしまった。
「お前ジュース代を貰っているのに、何で水筒なんか用意してんだ?」
絶望した康平は、正直に訳を話した。
「……この話は母さんに内緒だな。母さん達に見付かったら、ジュース代は無くなるからな」
父親は、母親と同じように苦笑して言った。
帰った後、ボールに入っている飲み口を見ると、カビは綺麗にとれていた。
早速麦茶のパックを水筒に入れようとしたが、入りきらない。
仕方なく冷蔵庫の中にある容器に入っている麦茶を水筒に移し替える。
トクトク、トクトク。
麦茶の入っている容器は口が小さい為、意外に大きな音がした。
その時、新聞を片手にトイレに行こうとしている父親に見付かってしまった。
「お前ジュース代を貰っているのに、何で水筒なんか用意してんだ?」
絶望した康平は、正直に訳を話した。
「……この話は母さんに内緒だな。母さん達に見付かったら、ジュース代は無くなるからな」
父親は、母親と同じように苦笑して言った。