臆病者達のボクシング奮闘記(第二話)
「だから康平だと話し易かったのかもね。……あの勘違いしないで、変な意味じゃないから」
エレベーターの扉が開き、二人は雑貨売り場へ歩いて行った。
雑貨売り場では、二人……特に綾香が楽しそうに探していた。
「これなんかは、康平にピッタリなんだよね」
綾香が笑いながら手にしたものは、グローブを付けて泣いている可愛いキャラクターの小さな人形だった。
「否定はしないけどさぁ、この人形をデザインした人はチョット酷いよね」
苦笑いしながら答える康平に、綾香は更に笑顔になる。
「アハ、それは言えてるかも。あ、いっけない。亜樹の誕生日プレゼントを選ばなきゃね」
一時間程して、二匹の仔猫がじゃれあっている形の置時計を見付け、二人はそれをプレゼントに決めた。
エレベーターの扉が開き、二人は雑貨売り場へ歩いて行った。
雑貨売り場では、二人……特に綾香が楽しそうに探していた。
「これなんかは、康平にピッタリなんだよね」
綾香が笑いながら手にしたものは、グローブを付けて泣いている可愛いキャラクターの小さな人形だった。
「否定はしないけどさぁ、この人形をデザインした人はチョット酷いよね」
苦笑いしながら答える康平に、綾香は更に笑顔になる。
「アハ、それは言えてるかも。あ、いっけない。亜樹の誕生日プレゼントを選ばなきゃね」
一時間程して、二匹の仔猫がじゃれあっている形の置時計を見付け、二人はそれをプレゼントに決めた。