臆病者達のボクシング奮闘記(第二話)
魔法のワンツーストレート
次の日、部活は夕方から始まるった。夏休みと違い、一年生は先輩達と一緒の練習である。
この日から、ずっと練習を休んでいた三年の石山と兵藤が練習に加わった。
二人は既に大学推薦の話がきていて、今から十月の国体に向けて練習を再開する。
すると三人の二年生と四人の一年生を加えると、どうしても練習場が狭くなってしまう。
「一年生全員、スパーの道具を持って第二体育館に来い」
梅田は康平達に指示した後、自身もミットとストップウォッチを持って第二体育館へ向かった。
一年生達も、保護具とグローブを持ちながら梅田の後を追った。
全員が第二体育館へ着いて準備が終わった時、梅田が口を開いた。
「今日から形式練習に返し技を加えるが、最初はワンツーストレートをブロックした後に前の手でフックを返せ。但し、フックは振り切らないで寸止めしろ。一ラウンド終わったら相手を替えていけ」
梅田は言い終わると、開始の号令をかけた。
この日から、ずっと練習を休んでいた三年の石山と兵藤が練習に加わった。
二人は既に大学推薦の話がきていて、今から十月の国体に向けて練習を再開する。
すると三人の二年生と四人の一年生を加えると、どうしても練習場が狭くなってしまう。
「一年生全員、スパーの道具を持って第二体育館に来い」
梅田は康平達に指示した後、自身もミットとストップウォッチを持って第二体育館へ向かった。
一年生達も、保護具とグローブを持ちながら梅田の後を追った。
全員が第二体育館へ着いて準備が終わった時、梅田が口を開いた。
「今日から形式練習に返し技を加えるが、最初はワンツーストレートをブロックした後に前の手でフックを返せ。但し、フックは振り切らないで寸止めしろ。一ラウンド終わったら相手を替えていけ」
梅田は言い終わると、開始の号令をかけた。