臆病者達のボクシング奮闘記(第二話)
 形式練習を始めた二人。お互いのパンチは完璧にディフェンスしていたが、後から襲い掛かってくるビショ濡れのTシャツから飛び散る汗は、まともに浴びていた。

 明日からは替えのTシャツを増やそうと思いながら、相手の第三のパンチ『汗』を浴び続ける康平と健太だった。

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