フィアンセはお母さんを殺したヤツ

ドサッ

何かがでてきた!

私はナイフでソレを斬りつけた。

ザクッ

手応えがあった。
おそるおそる斬った物を確認する。
それは臓器らしき物だった。

お母さんの…?いやそんなはず……

「ックク。面白い反応だな。
それはお前の母親の臓器だ。俺が戻って取ってきたぜ。」

低く、冷ややかな声が響く。
ハッと振り返る。
そこにはお母さんを殺した人がたっていた。

恐ろしい。
化け物そのものだ。

最低だ。人を殺しただけでなく臓器まで抜き取るなんて。

化け物に何かを言おうと思うが首がまわらない。
目が臓器から離れない。

こぶしぐらいで紫色のものは心臓か?

この前の理科の実験で解剖した豚の臓器を思い出す。

実際に人間のをさわってみると心臓は厚いゴムのような感触をしている。

気持ち悪い。

頭がクラクラしてくる。

パタン

< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop