3つ目の願い事
下に下りてママに衣装を見せよう。
「ママ!!見て!!」
「あらー、なかなかかわいいじゃない!!
それ私たちが見つけたやつ?」
ママに衣装を探すのをてつだってもらったのだ
薄い水色にクマのキャラクターがついたもの
全員気に入ってくれた。
「うん。ありがとう、ママ!!」
「ねー、ねーちゃん」
突然、ゲームをしていた弟の葵が話しかけてきた
「それ、いくらしたの?」
「1500円くらいだけど・・・何?」
「んな、くだらねーダンスに金かけてないでおれにゲームかってよ。
へたくそなくせに、はりきりだけは1人前だよな」
「はぁ?」
「葵!!そんな言い方しないの!!」
「だってよ、3年もやってんのに1回も優勝できてねーじゃん。
練習サボってんじゃねーの?」
「あんた・・・いい加減にしろよ。
結果は出なくても・・・涙が出るくらい必死にやってんのに・・・。
あんたに私たちの何がわかんの?
もう、葵なんてだいっきらい!!死ねばいいのに!!!」
「あぁ、おれも同感。
おまえなんて死んじまえ!!」
「葵!!さくら!!やめなさい。
さくら、もう時間よ・・・・」
時計を見ると約束の時間の10分前。
「わっ、やば!!いってきます!!!」