*続*先生、甘い診察してください
「冗談キツイですよ~。彼氏って……ないない。それはないでしょ」
な、何て失礼な!!
僕とあやちゃんが不釣合いって言いたいの?
「本当だもん!!僕は正真正銘、あやちゃんの彼氏だもん!!僕らはすっごいラブラブなの」
「……うーん」
今度は松井くんが、ジッと凝視してきた。
「……それ、本当?冗談じゃないんですか?」
「……本当だもん」
「ありえない。絶対に。だってあなた……何歳?」
「36歳……」
ピチピチの松井くんに比べたら、もうおっさん。
「36、か。結構年いってんだな。年齢のわりには若く見えるけど……」
フっと一瞬、鼻で笑われた気がした。
「不釣合いですよ。あやとあなた」
気にしてる事を、ズバッと言われた。