＊続＊先生、甘い診察してください

「あやみたいな可愛い子と、あなたのような冴えない人が交際って……ないない。年も離れ過ぎ」


グサグサと松井くんの言葉が突き刺さる。


厳しいなぁ……。





「てゆーか、宣言していいですか？」

「宣言？」

「俺さ、あやの事、めっちゃくっちゃ気に入ってるんですよ」


……なんとなーく嫌な予感がする。






「だから俺が、あなたからあやを奪っていいですか？あの子を彼女にしたいんです」



こ、これって……ライバル宣言!?


こんなカッコイイ子に……。





「必ず、あなたからあやを奪ってみせますから。俺もあやの事、好きですから」

「っ……」



こんなカッコイイライバルじゃ、勝ち目はほぼない。


ただ、僕にも譲れないものがある。