*続*先生、甘い診察してください
「奪えるもんなら……奪ってみなよ……」
「おっ。強気ですね」
手強いライバルだけど。
それでも……。
「絶対にあやちゃんは渡さない。何があっても僕は彼女を離さないから」
何があっても絶対譲れない。
奪われたくない。
何よりも、大切な存在。
「すっごい自信ですね。とにかく、俺…これからもガンガン攻めていきますから」
ペコッと頭を下げ、松井くんは去って行った。
油断ならないライバル、だな……。
僕のあやちゃんにほっぺチューしてたし……。
まさかのライバル登場に不安を隠せない。当分仕事が手につきそうにないなぁ。