*続*先生、甘い診察してください
隣のクラスの転入生
「今、お腹どれくらいなの?」
「触っていいよ」
「そんじゃ、失礼して」
学校では、琉璃ちゃんがよくお腹を撫でてくるようになった。
「ここに子供がいるなんて、信じられない」
「私も」
琉璃ちゃんはいつも体調を気遣ってくれて、つわりのせいで授業を欠席する事が多々ある私のためにノートを見せてくれたりもする。
「ったく、あんなおっさんと子作りするとか……全く」
日向くんは時折ブツブツ言ってるけど、頻繁に「大丈夫か?」と気遣ってくれる。