*続*先生、甘い診察してください
「俺、あやの彼氏に立候補する」
藪から棒に彼はあり得ない発言をした。驚きのあまり声は出なかった。
「ちょっと…待って。私には……」
智也さんという愛する旦那様が。
「あの年いった奴が彼氏でしょ?あんなの長続きしないって!すぐ破局するのがオチだよ。つーか年齢が離れてると、話し合わないから一緒にいても楽しくないでしょ」
好き勝手に、言いたい放題。
「彼方っ……もういい加減に」
反論しようとしたら、
「おっと。今は黙ってて?じゃないと口、塞ぐよ?」
脅された。