*続*先生、甘い診察してください




「可愛らしい急患が来てるよ。だからお前の出番」



肩をバシッと軽く叩いた。





「でも……僕じゃなくても……」

「あぁ、俺が診てもよかったんだけど…」


どうもあの子……。





「多分あの子、歯科恐怖症だと思う」


あくまで、勘だけど。





「そっか。わかった」



あっという間にスイッチを切り替えた智也は再び白衣を着て、外に出た。


念の為俺もついていった。




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