*続*先生、甘い診察してください





智也に背中を押され、女の子はゆっくりと裏口から中へ入った。





「心配だから、俺もついて行こうっと……」




俺も一緒に中へ。


なーんか、あんま良い予感がしないんだよなぁ……。







女の子を休憩室に通して、智也は2人分のお茶を入れた。



ちなみに俺は「邪魔」と言われて追い出され、休憩室のドアの隙間から中の様子を窺っている。






「名前は何ていうの?」

「…真北、夏依(まきたなつい)です……。今は15歳です…」

「じゃあ受験生か~。勉強大変じゃない?」

「は、はい……。大変、です……」



夏依ちゃん、か……。


セミロングのサラサラした髪に、色白の肌。目パッチリで、なかなか可愛い。




んま、俺はあやちゃんの方が好みだけど!



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