*続*先生、甘い診察してください
「さっ、こんな連中無視して帰ろう!!」
グイグイ手を引かれて、琉璃ちゃんと教室を出た。
「琉璃ちゃん、ありがとう。…ごめんね」
「謝らないでよ!それに光平はどうせ部活だし」
急にニヤッと笑った琉璃ちゃんは「それより」と言って、私の頭に手を置いた。
「あんたって本当にモテモテじゃん!!イケメンに縁があり過ぎー!!」
縁がある…のかな?
「でも私は……智也さんが……」
「本当に一筋だね~。でも最近会ってないんでしょ?」
「…うん……」
「喧嘩したの?」
喧嘩…なのかは、不明。
気まずくなってるのは事実。