*続*先生、甘い診察してください
カタン、とティーカップをテーブルに置いた。
ふいに智也さんを見つめると、目が合った。
恥ずかしくなって、私はすぐ逸らした。
「何で逸らしちゃうの~?お顔、こっち向けないとダメ」
「…っ」
彼は両手で私の顔を包み込み、私は再び智也さんの方を向けさせられた。
無言のまま、智也さんは私に顔を近づけてきた。
チュッと、額にキスが落とされた。
次は耳に唇が触れた。
「んっ…」
耳はどうも敏感みたい。