*続*先生、甘い診察してください
ぶっ飛び発言をした智也さんは軽々と私の体を持ち上げ、お姫様抱っこ。
「ちょっ……智也さんっ!!」
「さっ。行こうか」
そのまま智也さんに連行した。
後ろで彼方達の声がしたけど、聞こえないフリをした。
医院に到着したらしたで……。
「智也の馬鹿っ!!仕事はちゃんとしろ!!」
中に入って早々にお兄ちゃんの説教が飛び交った。
「って、あや!?何で……」
「攫ってきた」
「サボらせたの!!まーったく、お前という奴は」
「邪魔しないでねー。それと翔太くん、もうすぐ予約の人が来るでしょ」
智也さんって、究極のマイペース人間。