*続*先生、甘い診察してください
うーん。
何か……意外と淡白だなぁ。
「僕とお茶に行きたいの?」
「は、はい……!!」
「いいよ~。行こうか。純におススメの喫茶店がないか聞いとくね~」
簡単な条件でよかったぁ。
一緒にお茶するくらいなら、全然OK!!
「ありがとうございます。楽しみにしてますね……」
「うん。楽しみにしててね~」
夏依ちゃんとそんな話をしてる時だった。
なにやら鋭い視線を感じた。
視線のした方を見ると、診察スペースの入り口にあやちゃんがいた。
「あ、あやちゃ~ん」
と呼んだら、フイっとそっぽ向いて走って行ってしまった。
どうしたんだろ?そもそも、ずっとそこにいたのかな?