*続*先生、甘い診察してください
離れるのは寂しいけど……。
「うん……。大丈夫……」
今後の事を考えて、私は通信制の高校に転校するって決めた。
「ん。じゃあ、まずはあやの学校の先生にその主旨を伝えないと」
「お兄ちゃん……迷惑かけて、ごめんね?」
お兄ちゃんはクスッと笑って、ポンッと私の頭に手を置いた。
「可愛い妹のためなら、兄ちゃんは何でもするよ」
「お兄ちゃん……」
「翔太くんってば重い~」
「なっ!!だ、だって仕方ないだろ!?あやがあまりにも可愛過ぎるから」
うわ~。
その発言はさすがに引くなぁ。