*続*先生、甘い診察してください
いつでも好きな時にあやちゃんに会えるなんて、幸せ。
「智也さん、何でニヤニヤしてるんですか?」
「幸せだな~って」
「……私も、です」
照れくさそうに笑う顔、何気に好き。
もうあやちゃんが可愛くて可愛くて仕方ない。
「あやちゃん、少し休憩にしよ。安静にしてなきゃ」
「でも……」
「勉強より、体の方を気遣ってあげな。ね?」
「はい」
肩に手を回して自分の方に抱き寄せた。
その瞬間、フワッと良い香りがした。
あやちゃんの香り。
「あやちゃん、良い香り……」
「そ、そうですか?」
むぎゅ~って、いつもの癖であやちゃんを抱きしめた。