*続*先生、甘い診察してください
「つーか……寂しいな」
「日向くん、急にどうしたの?」
「あやと結婚するのは俺だって思ってたから」
「だからそれは子供の頃の話だよ」
日向くんは「あや」と呟いて、ギュッと私を抱きしめた。
「元々可愛い奴だったけど、本当に綺麗になったな。あや」
「へっ」
思わぬ言葉にボッとほっぺが真っ赤に染まった。
だって日向くんがガラでもない素直な事言うから……。
「あー!!あやの顔が真っ赤になってる!?日向っ!!何したんだよっ!!」
「別に何もしてない。つーか彼方、うるさい」