*続*先生、甘い診察してください







「つーか……寂しいな」

「日向くん、急にどうしたの?」

「あやと結婚するのは俺だって思ってたから」

「だからそれは子供の頃の話だよ」



日向くんは「あや」と呟いて、ギュッと私を抱きしめた。






「元々可愛い奴だったけど、本当に綺麗になったな。あや」

「へっ」



思わぬ言葉にボッとほっぺが真っ赤に染まった。




だって日向くんがガラでもない素直な事言うから……。





「あー!!あやの顔が真っ赤になってる!?日向っ!!何したんだよっ!!」

「別に何もしてない。つーか彼方、うるさい」




< 458 / 463 >

この作品をシェア

pagetop