*続*先生、甘い診察してください
言われてみればそうかも……。
「それにまぁ、あやちゃんはお前しか見てないから大丈夫だろ」
そりゃあ、あやちゃんの事は信じてる。
でもでも……。
「こんな消毒液くさい人より、甘い香りの男の子の方が…あやちゃんも惹かれるよね?」
やっぱ不安は消えない~。
どこか胸の奥に妙な胸騒ぎもするし。
「あやちゃんは匂いで人を選ぶ子じゃないと……おそらく、内面で選ぶ子じゃないかな」
僕は「そうかなぁ」と呟いて首を傾げた。
「もし外見で選ぶ子なら、間違いなくお前じゃなくて俺を選んでる!!」
「……黙って」
「すんません」
あー、心配っ!!
僕のあやちゃん……襲われたりしなきゃいいけど……。