美術部ってさ!3
「先生〜いいですか〜?」
「お〜う、何だ〜?」
榎本は一年生に呼ばれると、嬉々として立ち上がって行った。
「あ〜ゆ〜のは、ありなんだな…しかし、先輩が後輩にアドバイスする事はあるだろ?」
「え〜?そんなの一度もないですよ〜?」
一年の秋山が、話に入ってきた。
「え?そうなのか?冬馬」
「…そんな事、怖くて出来ないですよ」
「んじゃ、先輩と後輩の関係って…」
「ないですね…美術部に、上下関係はないと言っても過言ではないですし…ヘタすると、横の関係もないかも…」
「へぇ〜」
その時、金属製のゴミ箱に何かを放り込む音が、゙ガン゙と鳴った。
「な…なぁ、あいつ機嫌悪いのか?」
実はさっきから定期的に、゙ガン゙という音が部室内に鳴り響いていたのだが、椿は耐えられなくなって冬馬にたずねた。
「え…夏野君の事ですか?たぶん違うと思うけど、聞いてみますか?」
「えぇ?!」
「あ、私も一度、聞いてみたかったんですよね〜」
筆を置いて立ち上がった冬馬の後に、秋山もついて行く…
「お〜う、何だ〜?」
榎本は一年生に呼ばれると、嬉々として立ち上がって行った。
「あ〜ゆ〜のは、ありなんだな…しかし、先輩が後輩にアドバイスする事はあるだろ?」
「え〜?そんなの一度もないですよ〜?」
一年の秋山が、話に入ってきた。
「え?そうなのか?冬馬」
「…そんな事、怖くて出来ないですよ」
「んじゃ、先輩と後輩の関係って…」
「ないですね…美術部に、上下関係はないと言っても過言ではないですし…ヘタすると、横の関係もないかも…」
「へぇ〜」
その時、金属製のゴミ箱に何かを放り込む音が、゙ガン゙と鳴った。
「な…なぁ、あいつ機嫌悪いのか?」
実はさっきから定期的に、゙ガン゙という音が部室内に鳴り響いていたのだが、椿は耐えられなくなって冬馬にたずねた。
「え…夏野君の事ですか?たぶん違うと思うけど、聞いてみますか?」
「えぇ?!」
「あ、私も一度、聞いてみたかったんですよね〜」
筆を置いて立ち上がった冬馬の後に、秋山もついて行く…