恋愛事案は内密に
ロッカー室で制服に着替える。
あんなに昨日重くのしかかっていた制服が嘘のように普通に袖を通せた。
ロッカー室を出て、事務室へ続く廊下に少しだけ足がすくむ。
さすがに始業時間に間に合わなくなってしまうので、深呼吸をして扉を開いた。
「おはようございます」
「おはようございます!」
三人とも大きな声であいさつをかわしてくれた。
所長と北野さんはにっこりとほほ笑んでいるが、高清水さんはばつが悪そうだった。
すばやくタイムカードを打ち、席についた。
「高清水さん、細かい処理の方法、教えてくださいね」
「あ、はい」
高清水さんはそういうと下唇をかんでいた。
「さて、むつみさんも来たことですし、朝礼をはじめましょう」
みんな席を立ち、再度あいさつをかわす。
「通常業務ですが、ひとつ、本社から連絡がありました」
あんなに昨日重くのしかかっていた制服が嘘のように普通に袖を通せた。
ロッカー室を出て、事務室へ続く廊下に少しだけ足がすくむ。
さすがに始業時間に間に合わなくなってしまうので、深呼吸をして扉を開いた。
「おはようございます」
「おはようございます!」
三人とも大きな声であいさつをかわしてくれた。
所長と北野さんはにっこりとほほ笑んでいるが、高清水さんはばつが悪そうだった。
すばやくタイムカードを打ち、席についた。
「高清水さん、細かい処理の方法、教えてくださいね」
「あ、はい」
高清水さんはそういうと下唇をかんでいた。
「さて、むつみさんも来たことですし、朝礼をはじめましょう」
みんな席を立ち、再度あいさつをかわす。
「通常業務ですが、ひとつ、本社から連絡がありました」