櫻の王子と雪の騎士 Ⅰ
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それは『終わり』であり、『始まり』
いや
もう始まっていたのかもしれない
彼女知らぬところで、静かに、静かに、『ルミ』というヒトの運命は廻っていく
運命に抗うな
例えそれがどんなに辛く悲しいことで
信じられない程に悲痛で苦しい結末でも
抗うことは許さない
それが運命だというならば
思いのままに謳え
思いのままに躍れ
思いのままに
それを、運命を、全うせよ
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