だーれだ

翌日はるかは少し早く出た。

昨日のおばあさんが倒れていたところへ、手を合わせにいく。

が

そこで、はるかが見たものは






昨日のおばあさん。
遺体になってる…。







あわてて消防署と、警察に電話した。

｢わかりました。じゃ着信履歴みせてもらっていいですか？｣

携帯電話を警察に渡すが履歴がない…。

ﾊﾟﾄｶｰの無線でなにか情報が得られたのか、

｢消防署にも履歴が残ってなかったそうです。はるかさん、ちょっと署に同行してもらっていいですか？｣

あ、職場に連絡だけさせてもらっていいですか？

はるかは職場に事情を説明しﾊﾟﾄｶｰの後ろに乗った。

死因は解剖の結果、転倒した際にﾊﾝﾄﾞﾙを胸部にぶつけ血胸を起こし喀血した血液で誤嚥したものではるかとは関係なかった。

警察から家まで歩いて帰る。

お腹すぃたな…

この田舎にｺﾝﾋﾞﾆなんてあるわけもなく、帰ってなんか食べよう…。

30分後帰宅する。
お風呂のお湯をためていたら


どんどんどんどん！

誰かが玄関を激しく叩く。

はるかは出たが誰もいない。

電話が鳴る。
見たことのない番号。

恐る恐る出ると


…どうして助けてくれんかったん？