ハートの夕日


「ほかの女とは違う。好き。」

『えっ?』

友だちとしての好きだと思った瞬間、
まるで私の心を読んだように 
君は言ったんだ。

「友だちとしてなんかじゃない。」って。

抱きしめながら。

抱きしめた君の腕は男らしくて
強引さの中に優しさがあって。
とてもあたたかかった。

嬉しくて嬉しくて
どうしようもないくらい嬉しくて。

気づいたら涙が流れてた。

そっと抱きしめる腕を緩めて
私の涙を拭ってくれた。

「ずっと好きだった。」

そう言った君の顔はいつになく真剣で
いつものおちゃらけた雰囲気なんて
全然なくて。

『私も好きだよ。』

自分でも赤くなってるのがわかるくらい
顔が暑くなって。

恥ずかしくて俯く私に言ったんだ。

「付き合ってください。」

『はい///』

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