幕末にタイムスリップしました。






パサッ



瑠「おー、自由〜!」



亜「…早く私の縄も外して頂戴。」



瑠「はいはい、分かりましたー」






亜美の手首に巻かれていた縄を解く。





瑠「んじゃ、ちょっとだけ暴れますか!」






ガッ!




男の頭を蹴り飛ばす。




男「グハッ!お、お前ら、やれー!」





男達「おーー!!!」





男は全員で7人。私と亜美が先程気絶させた奴の分をひくと、4人だ。






瑠「はぁっ!」

ドカッ

男「うっ!」




亜「………」

バキッ


男「グハッ!」






ふー、あと2人。余裕じゃん



と、思っていた矢先ー、

亜「うっ!」


ドスッ


亜美の鳩尾に男1の刀が落とされる。

幸い、刀は鞘に収められてたようだが、亜美は気を失ってしまった。



瑠「この野郎ぉ!」



男1を殴ったが、当たらなかった。


代わりに、私の手の平から滴り落ちる血。


どうやら男1は私に殴られる寸前に刀を抜いていたようだ。

って、悠長に実況してる場合じゃなくて!

瑠「いっってぇぇぇぇぇ!!!」


男1「…当たり前だろうが。」


瑠「何しやがるテメェ!いてぇじゃねぇかよぉぉぉ!!」

男1「そりゃ刀で斬られたからな、バッサリ」


瑠「なんとかしやがれぇぇ!」


男1「黙れ」


瑠「っ!」

男1に壁に追い詰められ、逃げれないように固定される。(いわば壁ドン。とてもきゅんっ!とはならないが)」




男1「親友を助けようとしたのが仇だったな。くだらねぇ友情に死ね」


瑠「まだ、死ねないわよ。」

男1「何?」



男1「お前はもう死ぬ運命だ。」



ザシュッ!



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