brother teacher
*教室*
あ〜とうとう来ちゃいました二者面談!
私の順番は一番最後。
ぽつんと1人で壁によりかかる。
はぁ~
なーんか緊張するなぁ
進路の事なんかより先生と面と向かって話すってのが問題なのよ!
淡々と答えて早く終わらせちゃお…!
ガラガラッ
「失礼しましたー!」
出てきたのは賢志。
目が合った途端に向こうの眉間にシワがよる。
まあこれはいつものことでして。
「次だろお前」
「うん、賢志なんか言われた?」
「普通に、どういった職業つきたいかとかそんな感じ」
「ふーん、そう」
「早くしろよ、先生待ってっぞ」
「わかってるよ!そっちこそ早く帰りなよ」
「うるせぇ余計なお世話だ」
そう言って賢志は背を向けて帰っていった。
なんか今のやりとりで緊張少しだけど和らいだ気がする…き、気がするだけだけど!