あたしはお姉ちゃん、彼は弟。
翌日━
約束の10時まであと10分になった今、あたしは用意を済ませ家を出た。
シロなら断っても…ちゃんと友達でいてくれるよね…?
シロがいたから今のあたしがいる。
だから、友達としてこれからも仲良くしてほしいんだ…。
待ち合わせ場所の公園はあたしの家の近くということもあって、歩いて5分もかからない。
あたしはすぐに公園に着いた。
ちょっと早いし、まだシロいないかな…?
「夏依…!」
シロはもう公園にいた。
「シロ!…ごめん…待った?」
待たせてたら申し訳ないなぁ…。
「いや…俺が勝手に早く来ただけだからさ。家にいると落ち着かなくて…。」
「そっか。」
あたしはそれしか言えなかった。
また謝るのも変だし…。
「で、夏依…俺は前にも言った通り夏依が好きなんだ!」
まっすぐな目であたしを見るシロ。
断りづらい…。
でも言わなきゃ…。
「シロ…あたしね、シロとは付き合えないの…。ごめんなさい!」
あたしはどうしてもシロの目を見ることができなくて、足元を見たまま言った。
約束の10時まであと10分になった今、あたしは用意を済ませ家を出た。
シロなら断っても…ちゃんと友達でいてくれるよね…?
シロがいたから今のあたしがいる。
だから、友達としてこれからも仲良くしてほしいんだ…。
待ち合わせ場所の公園はあたしの家の近くということもあって、歩いて5分もかからない。
あたしはすぐに公園に着いた。
ちょっと早いし、まだシロいないかな…?
「夏依…!」
シロはもう公園にいた。
「シロ!…ごめん…待った?」
待たせてたら申し訳ないなぁ…。
「いや…俺が勝手に早く来ただけだからさ。家にいると落ち着かなくて…。」
「そっか。」
あたしはそれしか言えなかった。
また謝るのも変だし…。
「で、夏依…俺は前にも言った通り夏依が好きなんだ!」
まっすぐな目であたしを見るシロ。
断りづらい…。
でも言わなきゃ…。
「シロ…あたしね、シロとは付き合えないの…。ごめんなさい!」
あたしはどうしてもシロの目を見ることができなくて、足元を見たまま言った。