思いよ、とどけ
「浩太!」


もう死が近づいてる証拠…


「…………は…吐く…」


翼先生は袋を出して口に当ててくれた。


「…オエッ…ゲホッゲホッ………オエッ」


うまく吐けない…


気持ち悪い…


「吐けないか?ちょっとがんばれ…」


「ゲホッゲホッ…オエッ…」


「じゃぁ、ちょっとトイレいこう」
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