思いよ、とどけ
「先生…」


「まだ体力ないのに出たらダメじゃんか…」


いまはうなずくしか出来ない…


「って…熱あるな……」


先生は私を姫だっこして病室へつれていく。


「よし、ついた…」


圧迫される……


腕がチクリとした。


「目をつぶって…」


肩をリズムよくポンポンと叩かれる…


それが睡魔を誘う…


そして…意識を手放した。
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