思いよ、とどけ
ダメだ…まともに息できないや…


「たな…ケホッケホッ…の…ッハァッケホッケホッゲホッ…上……ッハァッ」


「息吸えてないね…じゃあちょっとつけるよ…」


と酸素マスクを被せられる。


「棚の上だよね…吸入しよっか…」


「先生………苦しい…です」


「じゃあ、ゆっくり寝てて…」


肩をリズムよくポンポンと叩かれる


そして、睡魔は襲ってくる…


「お休み、ゆっくり休んでね…」


そのまま…寝てしまった。
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