思いよ、とどけ
頭はそして暴れだす。


「浩太?どうしたの?」


歯を食い縛るにも耐え切れられないいたさ。


ズキンズキンズキンズキン…


「って……くれ…よ」


「え?」


「待って……」


僕は崩れた。


「浩太!!しっかりしてよ!!」


「愛して……ます……かず…み…………ごめ…」


意識を手放す。
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