思いよ、とどけ
売店につくと、先生がいた。


「和美ちゃんも売店来たんだ…」


その言葉を聞いた瞬間、また、強い痛みと圧迫感が…


「せんせ………い…」


ちょっと小走りしただけなのに…


「和美ちゃん!」


フラッと床に手をついてしまう。


「意識だけは保って…」


もう、そろそろ意識がやばそう…


先生は内線電話をポケットからだすと、なにか電話してる。


「よし、持ち上げるぞ?」
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