思いよ、とどけ
ひょいっと持ち上げられて、


なにか部屋のベッドに寝かされた


まだ収まってない、あの痛み。


「ハァッハァッ……ぅ…クァ……ァ…」


どんどん増していく。


「和美ちゃん点滴するねー」


右手がチクリとした。


でも………





意識を手放してしまった。
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