思いよ、とどけ
「ぃっ………」


つかまれる感じがとても嫌。


ガシッて掴まれて、放してくれない。


ポケットを探ったけど、


朝のんだから、無い…


「和美?」


「ん?……っ…」


「急に何よ…黙りこんで…」


痛い…


意識も保てそうに無いや…


私の体は床に叩きつけられた。
< 73 / 170 >

この作品をシェア

pagetop