Strawberry DROP 新連載スタート
やっぱりあいつの馬鹿にした態度が気に食わない

謝ろうって思ったけど・・・あの態度がやっぱりむかつく

見透かしたあの顔、あの目つき

もう絶対に関わらない。関わりたくない

隼斗くんの所から帰って来た美沙が前から歩いて来て、

「栞奈、眉間にしわできてる」

「なんか腹立って」

「誰に?」

「いや・・・誰でもないんだけどね」

「あ、そうそう、今日帰り会うことになったから」

そんな、急だよ

「今日?」

「うん。膳は急げでしょ」

美沙はかなり張り切っている

「栞奈に早く幸せになってほしいしね」

幸せ・・・

何が幸せでどんなことが幸せって言うのだろう

私が夢見た、ときめく恋になるのだろうか

相手のことを知らないのに好きという気持ちになれるのだろうか・・・

そんなことを考えながら6時間目を迎えていた



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