Strawberry DROP 新連載スタート
「栞奈ちゃん、元気だった?」

「うん。元気」

挨拶をした後、隼斗くんの隣から視線を感じ、隣を見ると・・・

「こっちは平泉 龍之介(ヒライズミリュウノスケ)」

と、隼人君が自己紹介をしてくれた

「大っきい・・・」

私の第一印象はこの一言だった

何㎝あるんだろう

かなり大きい

隼斗くんは美沙の前に座り、私の真ん前には平泉龍之介くんがいる

何をしゃべっていいのかな・・・

私達そっちのけで美沙達は楽しくしゃべっている

ちょっと・・・この気まずい雰囲気嫌なんだけど・・・

「お前らもしゃべれよ」

しゃべれって言われても、今会った人とそう簡単にしゃべれないよ

「ほら、龍之介もなんかしゃべって」

美沙が龍之介君に言ってくれたけど・・・

無口なのか何も言わない

「俺のこと知ってた?」

いきなり声を掛けられ

「え・・・ご、ごめんなさい。知らなかっ・・・た」

「俺は知ってた」

「えっ?私を?」

「うん」

「どうして知ってるの?」

「さあ」

さあ・・・って・・・

それからこのことについて龍之介君は話してくれなかった



< 15 / 50 >

この作品をシェア

pagetop