Strawberry DROP 新連載スタート
少しだけど・・・

龍之介くんが笑うようになって、ちょっとだけ明るい表情が見えてきた

笑うとこんなにかっこいいんだから、もっと笑えばいいのに…

あっ

一瞬目が合ったけど、あっさり目を逸らされてしまった

冷たい感じがする

どうしてもそう思ってしまう

美沙達の会話も聞いてるんだか、聞いていないんだか…

グラスの中の氷をストローでグルグル回している

そんな姿に私は黙って見つめていた

彼女いないのかな

いないから私と会っているのか…

頭の中が疑問だらけでいた

「何?」

「え?な、何って?」

「俺を見てるから」

「いや、別になんでもない」

また龍之介くんは黙ってしまい、暗い雰囲気が続いた



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